コラム

2025.09.30
Web運用・管理 CMS活用

【Web運用初心者向け】HeartCore CMS運用で知っておくと便利なHTMLまめ知識

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HTMLまめ知識

HeartCore CMSを活用してWebサイトを運営している方の中には、「HTMLって何となく難しそう…」と感じる方も多いのではないでしょうか?
しかし、基本的なHTMLの知識を持っていると、サイト運営がもっとスムーズになり、自由度も広がります。

そこで今回は、初心者の方でもわかりやすく、HeartCore CMSで使えるHTMLの便利な知識を5つのポイントに分けてご紹介します。

1. HTMLってそもそも何?基本構造を理解しよう

HTML(HyperText Markup Language)は、Webページを作るための基本的な言語です。
HTMLは、サイト内のテキストや画像、リンクなどを「タグ」と呼ばれるコードで指定して構成しています。

HeartCore CMSでは、専用の管理画面を通じて多くの作業を行いますが、「HTMLモード」や「ソースコードの編集」機能を使えば、HTMLタグを直接編集することが可能です。

以下が基本的なHTML構造です。


<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
    <meta charset="UTF-8"/>

    <title>ページタイトル</title>

</head>
<body>

    <!-- ここにWebサイトの中身が入ります -->

</body>
</html>

これにより、WYSIWYGエディターでは実現できない細かなコンテンツ作成が可能になります。まずは基本的なタグの意味を理解しておきましょう。

2. よく使うHTMLタグとその活用法

HTMLは、サイト内のテキストや画像、リンクなどを「タグ」と呼ばれるコードで指定して構成しています。
例えば、<h1>は見出し、<p>は段落を表します。

・見出しタグの適切な使用

SEOの観点から、見出しの階層構造を正しく設定することは非常に重要です。
見出しタグは必ず階層順を守り、h1からh6まで順番に使用しましょう。


<h1>メインタイトル</h1> 

<h2>サブタイトル</h2> 

<h3>小見出し</h3>

<p>本文など段落</p>

見出しタグ(<h1><h6>)や段落タグ(<p>)を適切に使うと、情報が整理されて伝わりやすくなります。

・基本的なタグの使い方

初心者の方には以下のタグを覚えることをおすすめします。

  • <a>:リンクを作成
  • <img>:画像を表示
  • <ul>/<li>:リストを作成
  • <br>:改行

・表(テーブル)の作成方法

<table>(テーブル)を使ってこのような表を作成する場合は、

項目名 内 容
価格 1,000円

以下のように書きます。


<table>

 <tbody>

  <tr>

   <th>項目名</th>

   <th>内容</th>

  </tr>

   <tr>

   <td>価格</td>

   <td>1,000円</td>

  </tr>

 </tbody>

</table>

<th>タグは見出しセル、<td>タグはデータセルを表します。テーブルを活用することで、料金表やデータ一覧をわかりやすく表示できます。

3. レスポンシブデザインに役立つHTML知識

スマートフォンやタブレットでの閲覧が増えている現代では、レスポンシブデザインが必須です。
HeartCore CMSでは、レスポンシブ対応のテンプレートを利用することができますが、場合によってはHTMLの知識が求められることもあります。

例えば、画像をレスポンシブ対応にする場合、以下のように<img>タグにstyle属性を加えることで調整が可能です。

この設定により、画面サイズに応じて画像が自動で縮小されるようになります。


<img src="example.jpg" alt="サンプル画像" style="max-width:100%; height:auto;"/> 

また、<meta>タグを活用してviewport(ビューポート)を指定することも重要です。
viewport(ビューポート)とは、「表示領域」のことを示します

viewport(ビューポート)とは、「表示領域」

viewportを設定していないと、コンテンツの余白や横スクロール、文字のサイズが小さくなるといった問題が発生します。
この問題を解決してくれるのが、viewportになります。
viewportを設定することにより、画面幅(表示領域)いっぱいにコンテンツや本文を合わせてくれます。

設定は、<head></head>の中にメタ情報として設定します。
書き方は以下のようになります。


<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0"/>

これをHTMLの<head>セクションに追加すると、スマホでも適切に表示されるようになります。


<!DOCTYPE html> 
<html> 
<head> 

    <meta charset="UTF-8"/> 

    <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0"/> 

    <title>ページタイトル</title> 

</head> 
<body> 

    <!-- ここにWebサイトの中身が入ります --> 

</body> 
</html> 

4. SEOに効くHTMLの効果的な作り方

Webサイトの検索順位を上げるためには、SEO(検索エンジン最適化)の視点からHTMLを工夫することが重要です。
HeartCore CMSでは、SEOをサポートする機能が豊富にありますが、HTMLでも効果的な設定を行うことができます。
検索エンジン最適化(SEO)のために、以下のポイントを押さえましょう

メタ情報の最適化

例えば、タイトルタグ<title>やメタディスクリプション<meta name="description">を適切に設定することで、検索結果での見え方を最適化できます。


<!DOCTYPE html> 
<html>  
<head> 

    <meta name="description" content="ページの内容を適切に説明する文章(150-160文字程度)"/> 

    <meta name="keywords" content="重要なキーワードをカンマ区切りで"/> 

    <title>ページの内容を端的に表すタイトル - サイト名</title> 

</head> 

見出しやテキストの効果的な設定

また、見出しタグ<h1><h2>を適切に使い、キーワードを自然に含めることで、検索エンジンがページ内容を理解しやすくなります。

リンクには「アンカーテキスト」を設定することも重要です。例えば、「こちらをクリック」ではなく、「HeartCore CMSの詳細はこちら」のように具体的な内容を記載するとSEO効果が高まります。

5. HeartCore CMSでHTMLを活用しよう

HeartCore CMSは初心者にも使いやすいCMSですが、HTMLの知識を活用することで、
さらに自由度の高いカスタマイズが可能になります。

例えば、独自のスタイルを適用するためにCSSクラスをHTMLに追加したり、外部スクリプトを埋め込むことができます。
具体的には、以下のような使い方が出来ます。

  • フォームのデザインを変更するために、HTMLにCSSクラスを追加。
  • Google AnalyticsやSNSの埋め込みを行う際、HTMLにコードを直接追加。
  • 動画やカルーセルスライダーをページに埋め込むためにHTMLを編集。
まとめ
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