拡張性で広がる運用の自由度
REST APIで柔軟な連携
HeartCore CMSはREST APIを標準搭載しています。
REST APIを使用してヘッドレスCMSとしても活用できるのも特徴の1つです。
複数のデジタルチャネルを運用する企業や、将来的な機能追加・システム連携を見据える企業にとって大きなメリットがあります。
・マルチチャネル展開が容易
バックエンドとフロントエンドを分離できるため、モバイルアプリやデジタルサイネージなど新しいチャネルを追加する際も、既存CMSを大きく変更する必要がありません。
Webサイトだけでなく、アプリ・SNS・IoTなど多様なタッチポイントへの配信が可能です。
・外部システムとの連携がスムーズ
自動翻訳サービスやEC決済など、さまざまな外部ツールと連携できます。独自のJava Extensionを開発すれば、追加機能も自由に拡張可能です。
HeartCore CMSは、外部システムとの連携が柔軟に行える拡張性を備えています。
これにより、CMS本体を改修することなく、企業ごとの業務フローや要件に合わせた拡張を実現できます。
あなたに寄り添う管理画面ビルダー
HeartCore CMSは専門的な開発知識がなくても、入稿用画面(コンテンツ入力画面)やマスタ管理画面を、自社で設定/作成できる機能を搭載しています。
入力したい項目を選んで条件設定しておけば、Webサイト運用の属人化を避けられます。
エンジニアの知識がなくても企業の運用方針に寄り添う管理画面を実現できるのが魅力の1つです。

運用コストが抑えられる
エンジニアに頼らず画面構成を変えられるため、変更のたびにコストがかかるデメリットを軽減できます。
加えて、CMS本体の改修を必要としないので、バージョンアップや保守作業が最小限に抑えることができます。
多拠点運用でも効果を発揮
多店舗・多支社・ブランド別サイトなど複数拠点・部門が関わる企業運用では、「本部でテンプレートとなる型を作って、現場はその型を使って入稿する」という仕組みが有効です。
拠点ごと・部門ごとに最適化された入稿画面を短時間で構築できるのは強いメリットといえます。
@関数という独自システム
HeartCore CMSの@関数を使えば、テンプレートやページ内に1行記述するだけで動的な機能を呼び出せるため、手作業でのHTML差し替えや再構成を削減できます。
これにより、機能追加・修正時の開発コスト・工数を抑えやすくなります。

高速な機能実装
テンプレートやコンテンツ内に@@@extension:〜@@@という形式のコード(Extension機能)を埋め込むことで、動的処理や外部データ取得、条件分岐などを容易に実現できます。 例えば、外部データベースにあるコンテンツを自社サイトに表示させたり、パンくずリストを自動生成する関数などがあります。
再利用性と保守性の向上
テンプレートに、共通パーツを定義すれば、コンテンツをコピーして再利用することができます。例えば、ページネーションやカレンダー表示といった汎用的機能を関数として提供しています。
「同じ処理を複数作る」ことによる冗長なコードやミスを減らし、保守・運用もしやすくなります。
・用意されている便利な関数一例
- データベース登録コンテンツの呼び出し
- カレンダー出力
- サイトマップの自動生成
- ページネーション作成
- 条件分岐などの関数処理
将来対応力
関数を活用しておけば、サイト公開後でも「新たな機能を追加したい」「他チャネルを使いたい」「動的なデータを出したい」といった要求に対して、テンプレート修正+関数呼び出しという少ない改修で対応できます。
将来の変化やチャネル拡大を見据えたサイト基盤構築が可能になります。
データベース管理が直感的

多くのCMSはコンテンツの中身は基本的にはデータベースの中で保存されており、HeartCore CMSも例外ではありません。
Webサイトの運用において、データベースは「開発者の領域」として意識されにくい存在です。
HeartCore CMSは、専門知識がなくてもデータベース内のテーブル構造を理解しやすく、編集や拡張が容易な設計を備えています。
データベースを“見える化”する操作性
管理画面からデータベースへアクセスが可能なうえに、視覚的に操作ができるインターフェイスを搭載しています。
テーブルの作成・項目の追加・変更といった処理を、プログラミング知識なしで実行できる点が大きな特徴です。
例えば、製品一覧を構成するコンテンツデータベースを例にすると、以下のような操作が直感的に行えます。
製品情報を登録していると…
- フィールド(例:製品名・価格・カテゴリ)をプルダウン操作で追加
- 並び順や入力制限などを画面上で設定
- 登録済みデータをリスト形式で確認し、その場で編集
従来のようにSQLコマンドを入力したり、外部ツールを使ったりする必要がないため、テーブル構造を把握しながらデータを整備できるのが大きな利点です。
データベースとWeb表示が連動
作成したコンテンツデータベースは、Webページのテンプレートと連動させることができます。
例えば、「ニュース一覧(コンテンツデータベース)」を用意しておけば、テンプレート側でそのデータを自動的に読み込み、項目の追加・削除があっても即時にWebページへ反映されます。この仕組みにより、コンテンツデータベース構成とデザイン・ページ表示の関係がシンプルに把握でき、更新運用が直感的になります。
運用担当者が自分たちの手でテーブルを整え、情報構造をコントロールできるようにすることで、データベースが誰でも使える“道具”に変わるのです。
10年間Webサイトへのハッキング件数ゼロ

企業のWebサイトやデジタルチャネルがビジネスの中核となる中、CMSには「使いやすさ」だけでなく「安全に運用できる仕組み」が不可欠です。
HeartCore CMSは、多層防御による堅牢なセキュリティ設計、適切なインフラ構成を行うことで、10年間Webサイトへのハッキング被害ゼロという確かな実績を誇ります。
その高いセキュリティを支える仕組みをご紹介します。
多層防御でセキュリティを強化
・BLUE Sphere(WAF)との連携
クラウド型総合セキュリティサービス BLUE Sphere(WAF)を導入・連携することで、Webアプリケーションへの攻撃や不正アクセスを多層的に防御します。
- 脆弱性診断・ログ監視・侵入検知(IDS/IPS)
- 改ざん検知・DNS監視
- DDoS攻撃防御
- SSL暗号化・保険付き
BLUE Sphereは、ネットワーク/アプリケーション/運用監視を統合した多層防御サービスであり、CMS単体ではカバーしきれないリスクにも包括的に対処できます。
・WAF(Web Application Firewall)によるアプリケーション層の防御
WAFを搭載することでSQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)などの攻撃をリアルタイムで検知・遮断します。
- アプリケーション層の攻撃を直接防御
- ルール自動更新で新しい攻撃手法にも対応
HeartCore CMSは、BLUE Sphere(WAF)との連携により、強固な多層防御を実現できます。
適切なインフラ構成とアクセス管理
アクセス制御と権限管理を多層的に設計しています。
管理画面やAPIへのアクセスは、特定のIPアドレスやVPN経由など、組織ごとのセキュリティポリシーに沿って制限が可能です。
・安定した運用基盤
- バックアップ自動化
- 監査ログ保存
- 障害発生時の迅速リカバリ
・IP制限・権限設計
- 管理画面やAPIアクセスに対するIP制限
- VPNや社内ネットワークからのみアクセス可能
専門サポートによる安心運用
システムだけでなく運用体制そのものもセキュリティの一部として設計されています。
沖縄には専任スタッフが常駐する国内サポートセンターを設置し、トラブル対応、運用相談、バージョンアップ支援などを日々行っています。
この運用支援体制により、導入後も安心して長期的に利用できる環境を提供しています。
セキュリティを支える仕組みのまとめ
HeartCore CMSのセキュリティは、一つの防御が突破されても次の層で防御できる「多層構造」で安心安全を実現しています。
◼︎アプリケーション:
WAFによる防御
◼︎適切なインフラ設定:
IP制限、VPN、権限設計
◼︎サポート体制:
国内サポートセンターによるトラブル対応
※出典:ITR『ITR Market View:ECサイト構築/CMS/SMS送信サービス/電子請求書サービス/電子契約サービス市場2025』CMSパッケージ市場:ベンダー別売上金額シェア(2016年度~2025年度予測)