コラム

2025.11.01

【第1回】他人事ではない!あなたの会社のWebサイトが狙われている理由

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はじめに

「サイバー攻撃」と聞くと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?

「なんだか難しそう」「ニュースで見るけど、大企業の話でしょ?」と感じる方も多いかもしれません。

しかし、その「他人事」という意識が、今、最も危険な落とし穴になっています。

実は、企業の規模に関わらず、あなたの会社の「顔」であるWebサイトが脅威にさらされているのです。

メール対策は万全でも、Webサイトは"丸裸"?

多くの企業では、ウイルス対策ソフトを導入し、不審なメールを開かないように注意喚起するなど、
メール経由のセキュリティ対策は一般的になっています。

では、Webサイトのセキュリティ対策はいかがでしょうか?
近年、サイバー攻撃の手口は巧妙化しており、特にWebサイトの脆弱性を狙った攻撃が急増しています。

攻撃者にとって、セキュリティ対策が手薄なWebサイトは、格好の侵入口なのです。

会社の入り口であるメールの警備はしていても、誰もが見られるWebサイトの"窓"や"通用口"が
無防備なままになっているケースは、決して少なくありません。

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もし攻撃されたら?失うのはお金だけではない

では、実際にWebサイトが攻撃を受けると、どのような事態に陥るのでしょうか。

1. 顧客情報の漏洩

Webサイトから顧客の氏名や住所、クレジットカード情報が盗まれ、悪用されてしまう可能性があります。

2. Webサイトの改ざん

自社のサイトが不適切な内容に書き換えられたり、ウイルスをばらまくサイトにされたりします。

3. 信用の失墜

「セキュリティの甘い会社」というレッテルを貼られ、お客様からの信用を一瞬で失ってしまいます。

4. 事業の停止

サイトが機能しなくなれば、お問い合わせや商品販売の機会を失い、復旧までの間、
ビジネスが完全にストップしてしまいます。

被害は、単なるデータの損失や金銭的な損害だけにとどまりません。

お客様や取引先からの信用の失墜こそが、ビジネスにとって最も大きなダメージとなるのです。

「うちは大丈夫」が一番危ない

「うちは有名な企業じゃないし、セキュリティも問題ないし、盗まれるような重要な情報もないから大丈夫だろう」

もし、そう考えているとしたら、今すぐその考えを改める必要があります。
>攻撃者は、特定の企業を狙い撃ちにするだけではありません。

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プログラムを使ってインターネット上のWebサイトを無差別にスキャンし、侵入できそうな
「脆弱性(セキュリティ上の弱点)」があるサイトを自動的に探しています。

あなたの会社のWebサイトは、本当に安全だと言い切れるでしょうか?

まずは、「自分たちも狙われる可能性がある」という事実を認識することが、
セキュリティ対策の第一歩です。


<次回に続く>

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