コラム

2026.01.29

【第2回】ファイアウォールだけでは不十分?Webサイトを守る「もう一つ」の壁

ユーザーアイコンの画像

前回の記事では規模に関わらず全てのWebサイトがサイバー攻撃の標的となりうる危険性についてお伝えしました。
これを受けて、「自社のセキュリティは大丈夫だろうか?」と確認された方もいるかもしれません。

Webサイトのセキュリティ対策と聞いて、多くの方が思い浮かべるのが「ファイアウォール」ではないでしょうか。もちろん、これはセキュリティの基本であり、非常に重要な役割を担っています。

しかし、現代の巧妙なサイバー攻撃を防ぐには、その"壁"だけでは足りないケースが増えているのです。

第一の壁「ファイアーウォール」の役割と限界

家の周りを囲む門

ファイアウォールは、よく「家の外周を囲む門」に例えられます。外部からの不審な通信を遮断する、セキュリティの第一線です。

しかし、この「門」にも限界があります。ファイアウォールは主に通信の「宛先」を見て通過を判断するため、一度許可した通信の「中身」までは詳しくチェックしません。
そのため、攻撃者が正規の通信を装って門を通り抜け、Webサイトを直接攻撃してくるリスクを完全に防ぐことはできないのです。

Webサイトを守る「もう一つの壁」、WAF

玄関のセキュリティシステム

そこで登場するのが、WAF(ワフ)です。
ファイアウォールが「外周の門」なら、WAFは家そのものを守る「玄関のセキュリティシステム」といえます。

WAFの最大の特徴は、Webサイトに届く通信の「中身」を細かくチェックできる点です。
たとえ正規の門を通り抜けてきた通信であっても、その中に攻撃用のプログラムが含まれていないかを厳重に監視。怪しい動きがあればその場でブロックし、攻撃者の侵入を玄関先で食い止めます。

2つの壁で守るのが現代の常識

玄関のセキュリティシステム

つまり、ファイアウォールとWAFの役割は明確に異なります。

  • ファイアウォール(第一の壁):ネットワーク全体を守る「外壁」
  • WAF(第二の壁):Webサイトへの攻撃を防ぐ「玄関の盾」

このように守るべき「層(レイヤー)」が異なるため、二つの壁を組み合わせる「多層防御」こそが、現代のWebセキュリティにおいて不可欠な考え方となっています。

WAFの選び方、3つの鉄則

玄関のセキュリティシステム

では、自社に最適なWAFはどのように選べば良いのでしょうか?
「必要性はわかったけれど、種類が多すぎて選べない……」とお悩みの方も多いはずです。

専門家でなくても大丈夫。あなたの会社にピッタリのWAFを選ぶための、3つの鉄則をご紹介します。

鉄則1.【防御性能】攻撃だけを正確に見抜けるか?

まず重要なのは、攻撃を確実に防ぐ実力です。
ポイントは「悪い攻撃」だけを正確に見抜き、一般のお客様を誤ってブロックしないこと。 優秀なガードマンのように、確かな「目」を持つWAFを選びましょう。

鉄則2.【手軽さ】誰でもかんたんに運用できるか?

専門のIT担当者がいない場合、使い勝手の良さは最優先事項です。
どんなに高性能でも、操作が難しければ形骸化してしまいます。
「設定はスムーズか?」「管理画面は直感的か?」など、運用のしやすさを確認しましょう。

鉄則3.【サポート】“いざという時”に頼れるか?

WAFは導入して終わりではありません。トラブルや不明点が出た際、日本語ですぐに相談できる体制があるかは、導入後の安心感を大きく左右します。

まとめ

玄関のセキュリティシステム

Webサイトを運営する以上、サイバー攻撃のリスクを完全にゼロにすることはできません。だからこそ、適切な「盾」を持つことが重要です。

今回ご紹介したように、WAFの選定では機能の比較だけでなく、自社の運用体制やサポートを含めた「総合的な使い心地」が成功の鍵を握ります。

弊社では、強力な防御性能を誇るWAFサービス「BLUE Sphere」を取り扱っております。また、「HeartCore CMS SaaS」をご利用のお客様には、標準機能としてこの安心をご提供しています。

いまやWAFは、Webサイトにとって“当たり前の身だしなみ”といえる対策です。「導入を検討したい」「今の対策で十分か不安」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
WAFはもちろん、インフラ全体の設計・運用まで、Web基盤のプロとしてお客様のサイトをトータルで守ります。

コラム一覧に戻る